今回は共接辞ke-anと動詞のかたまりで作られるインドネシア語名詞を解説していきます!
突然だけど、たかし君インドネシア語を勉強しているとき、「keingintahuan」とか「ketidaktahuan」みたいな間に長い語がはさまれている名詞を見たことない?
あっ!あるある!
意味もちょっと分かりずらいし、書き方もややこしいんだよなぁ
みなさんにとってはもうお馴染みの共接辞 ke-an
名詞以外にも、動詞や形容詞を間にはさんで『〜すること・〜なこと』と言う名詞を作るのという役割がありました。
今回解説する共接辞 ke-an+動詞句 という形も名詞を作るのですが、少し違った点が…
さっそく、例文をチェックしていきましょう!
ke-an + 語のカタマリ
例:Kita belajar untuk mengatasi ketidaktahuan. (私たちは無知でいないために勉強する)
例文では、ketidaktahuan (無知)という共接辞ke-anが使われた名詞があるのが分かります。
ですが、他のke-an名詞と違いke-と-anの間に2つ語がはさまれています
このような2語の(動詞と副詞からなる)かたまりを動詞句と言います
まずは、ke-anがついていない状態の動詞句の働きを見てみましょう
動詞句とは?
例:tidak tahu(知らない)
この『tidak tahu』と言うかたまりは tahu(知る)と言う動詞に否定詞の tidak がついて “知らない” と言う意味の語のカタマリ(動詞句)を作ります。
例文:Saya tidak tahu tentang Indonesia. (私はインドネシアについて知らない。)
この『tidak tahu』と言う意味の語のかたまりに「〜のこと」という意味の名詞をつくる共接辞ke-anを足すと…
tidak tahu (知らない)+ ke-an(〜のこと) = ketidaktahuan (知らないこと)→ 無知
最初の “知らない” と言う意味を基にした名詞「無知」ができあがります
こう見ると日本語がすごく難しく感じる…
他の例もチェック!
ingin tahu (知りたい) → keingintahuan (好奇心)
tidak hadir (出席していない) → ketidakhadiran (欠席)
kurang mampu (できない) → kekurangmampuan (不可能)
tidak jelas (明瞭でない) → ketidakjelasan (不明瞭)
tidak adil (公平でない) → ketidakadilan (不公平)
例にある通り、動詞句の他にも形容詞句(形容詞+副詞のかたまり)も共接辞ke-anとともに名詞になることができます!
まとめ
今回は共接辞 ke-an+語のカタマリによって作られるインドネシア語の名詞について解説しました!
覚えるポイントは2つ!
- 名詞や動詞、形容詞の他にも動詞句や形容詞句も共接辞 ke-an と名詞をつくることが出来る!
- 名詞化した後の書き方に注意!(語幹になる句の間のスペースはいらない!)
ke-an と句によって作られる名詞は日常的にもよく使いますし、もちろんインドネシア語検定では頻出の名詞です。
仕組みを理解して、どのような意味を持っている名詞なのかを素早く理解できるようにしましょう!
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