Selamat pagi, siang, malam! ブルバビです!
今回はインドネシア語音声学、調音方法についてです
調音方法は調音点と同様に言語の5大パーツのうちのひとつ『音声』を作る上で欠かせない要素の一つです
私たちは口の中にあるさまざまなパーツ(舌や歯、くちびるなど)とこの調音方法をかけ合わせてインドネシア語の22個の子音を作り出しています
調音点に関する投稿もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
調音方法とは?
調音方法は口の中を通る空気を妨げる方法と言えます
母音と違い子音は肺から出た空気を口の中で妨げて(閉じ込めたり、摩擦させたり)作られる音で、その空気を妨げる方法の違いで音を区別しています
例えば、歯ぐきを使って子音を作る場合、閉鎖という方法で妨げると [t] に、摩擦という方法で妨げると [s] という別の音を作り出すことができます
このように、調音点(使うパーツ)が同じでも調音方法(空気の妨げ方)の違いでまったく別の子音を作ることができるのです!
インドネシア語の調音方法
インドネシア語では子音を作る際、6つの調音方法が使われます
- 閉鎖/破裂
- 摩擦
- 鼻
- ふるえ
- 側面接近
- 接近
閉鎖/破裂
閉鎖音または破裂音は口のパーツを完全に接着させて空気の通り道を塞いで作られる音です
両唇を接着させて作られる [p] や [b]、歯ぐきに接着さして作られる[t] や [d]、口の上にある柔らかい部分(軟口蓋)に舌を接着させて作られる [k] や [g] などが閉鎖音に分類されます
摩擦
摩擦音は口の中の上のパーツと舌のパーツを近づけて狭めを作り、その狭めを通る時に空気が擦れるようにして発される音です
インドネシア語では、上の歯と下唇を使って狭めを作る [f] や [v]、下と歯ぐきの裏で狭めを作る [s] や [z] がこの摩擦音に 分類されます
鼻
鼻音は口からではなく鼻から空気が抜けるのが特徴です
その際、閉鎖の方法を使って口から空気が抜けるのを防ぎます
例えば、鼻音 [m] の場合両唇で閉鎖を作り鼻から空気を出すため両唇鼻音と名付けられます。
同様に歯ぐきで閉鎖を作る[n]、硬口蓋 (口の上の硬いところ)で閉鎖を作る[ɲ]、軟口蓋で閉鎖を作る[ŋ]の4つがインドネシア語の鼻音に分類されます
ふるえ
ふるえ音は口の中で細かく何回も閉鎖を作って空気の通り道を妨げて作られる子音です
インドネシア語では歯茎音の [r] がふるえ音に分類されます。
[r] は舌先が歯ぐきの後ろに何回も接着を繰り返して空気を妨げて音が作られます
側面接近
側面接近音は2つの特徴を持つ特殊な子音です
- 他の子音と違い空気が舌の両側(側面)から抜けて出てくる
- 口の下のパーツを上のパーツに近づけて(接着さして)発音される
インドネシア語の [l] は歯茎側面接近音と言って、歯ぐきの裏に舌を近づけて舌の両側から空気を出すようにして発音されます
接近音
接近音は摩擦音のように口の上のパーツと下のパーツを近づけて発音されます
摩擦音との違いは作られる狭めの狭さで、接近音の場合、空気が擦れるほど狭めが狭くないのが特徴です
インドネシア語では yakin や yang の y、wangi や walau の w が接近音に分類されます。
まとめ
今回はインドネシア語の発音の仕方「調音方法」について解説しました!
調音方法に関するポイントは2つ!
- 調音方法は子音を作るときの空気を妨げる方法
- インドネシア語の調音方法は閉鎖/破裂、摩擦、鼻、ふるえ、側面接近、接近の6つの方法で作られる!
調音方法を正しく学ぶことでよりネイティブなインドネシア語の発音をすることができます!
会話やシャドーイングをするときに注意してみてくださいね!
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