Selamat pagi, siang, malam! ブルバビです!
今回はインドネシア語の語順について解説していきます!
突然ですが、みなさんは「私の本」ってインドネシア語でどういうか知っていますか?
日本語には助詞(“の”とか“は”)というとても便利なものがあるので、助詞を変えるだけで名詞が文に、文が名詞になったりします
例:
私の本 → 私は本
{名詞句} {文}
ですがインドネシア語には日本語のような助詞はないので、名詞なのか文なのかを語の並び順で決めているんです!
それではインドネシア語の語順は一体どうなっているんでしょうか?
「私の本」の語順
「私の本」のような2つの名詞からできている語のカタマリを「名詞句」と言います
インドネシア語の名詞句の語順は「主要部+修飾する語」の順で表されます
例えば、「私の本」という名詞の中でより重要で一番伝えたい名詞は“私の”よりも『本』なので、『本』を意味するbukuが先に、その後に“誰の本か”という主要部を説明する語である『私の』を表すsayaが続きます
なので「私の本」はインドネシア語で“buku saya”となります
「私は本」の語順
それでは、「私は本」という主語と述語からなる文の場合、その語順はどうなるのでしょうか?
例えが想像しづらくてすいません…笑
文というものは主に、主語と述語の2つのパーツからなっているのですが、インドネシア語の文の語順はそのまま「主語+述語」の順番で表されます。
「私は本」という文の場合、主語は“私”なのでsayaが先に、その後に“私”の状態を表す述語“本”を表すbukuが来るので、Saya buku.という語順になります
「私が昨日読んだ本」ってインドネシア語でどういう?
「私が昨日読んだ本」のような “文” (正確には‘節’という語のカタマリ) が名詞『本』を修飾する場合はどのような形になるのでしょうか?
先に言ってしまうと、「私が昨日読んだ本」はインドネシア語で「buku yang kemarin saya baca」となるのですが、
yangが出てきた!?
なぜこのような形になるのでしょうか?
いきなり「私が昨日読んだ本」という名詞句にする前に、『本』を修飾する“文”の部分に注目してみてみましょう
この「buku yang kemarin saya baca」は次のような「kemarin saya baca buku」(昨日私は本を読んだ)という文を元にして作られた名詞句だと言えます
「kemarin saya baca buku」という語のカタマリは主語のsaya(私)、述語のbaca(読む)、目的語のbuku(本)、そしていつ動作が起こったのかを説明するkemarin(昨日)の4つの語で構成されている文だと言えます
この元の文から、名詞句「buku yang kemarin saya baca」を作るのにはどうしたらいいのか?答えはカンタン!必要なステップは立ったの2つだけ!
ステップ1:目的語を一番前に持ってくる
この形でも通じないことはないですが、すごいカタコト感があります
日本語にすると「昨日私読んだ本」みたいなちょっと足りない感があります
ステップ2:yangを間に挟む
先ほどのカタコト感をなくすために主要部の“buku”と修飾部の“kemarin saya baca”の間に関係代名詞の『yang』を間に挟んで「buku yang kemarin saya baca」という名詞句を作ります
なぜ『yang』を使うのか?
最初の文の状態(Kemarin saya baca buku.)の時には述語の後ろに目的語のbukuがあったのですが、名詞句にするときに目的語のbukuを前に持ってきてしまったので、後ろの文の部分が不完全な状態になってしまっています(kemarin saya baca (昨日私は読んだ))
なので『yang』を使ってこの2つの部分を繋げることで「後ろの不完全文が前にあるbukuの説明をしているんだよ〜、前のbukuと後ろのkemarin saya bacaはひとまとまりなんだよ〜」ということを表すために『yang』を使うのです
この2ステップを使うことで、文から名詞句を作り出すことができます
例:
Saya masak nasi goreng. (私はナシゴレンを作る)
→ nasi goreng yang saya masak(私が作ったナシゴレン)
Dia menulis buku.(彼は本を書く)
→ buku yang dia tulis.(彼が書いた本)
まとめ
今回はインドネシア語の語順について解説しました!
覚えるポイントは2つ!
- 『私の本』のような名詞句(2語以上の語のカタマリ)は「主要部+修飾する語(buku saya)」の語順!
- 『私は本』のような文は「主語+述語(saya buku)」の語順!
余裕があれば、『yang』を使った長い名詞句の作り方も使いこなせるようになりましょう!
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